83.21st Century Schizoid Man:King Crimson(1969)
King Crimsonデビュー・アルバムの一曲目。
In the Court of the Crimson King
- アーティスト: King Crimson
- 出版社/メーカー: Discipline Us
- 発売日: 2005/02/22
- メディア: CD
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聴いた初回から、頭を殴られたような衝撃を受けたRockの曲がいくつかあります。私の場合、BeatlesのA Day in the LifeやBeach Boysのいくつかの曲と、そしてこの曲です。
ジャケットのインパクトもSgt.と競っていますが、一曲目にこれがくるとホント 参りますね。
スタート、なんか得体の知れない音が小さい音量で入っているので、なんだろう と耳を澄ましていると、あの有名・重厚なリフです。あまりの重さに押し潰されそうですが、そこにドラムが3連で入ってきて、初めて接した耳はすでにパラノイア状態。
畳み掛けるように、ファズがかかってまさに気が触れたようなボーカルと、4分で不気味にコードを刻むギター。なんじゃこれは!
リフ→歌→リフのあと、新たなリフ。リズム ジャズっぽいですが、ロック少年はこんはリズム聴いたことありません。さらにそこにギターソロ。なんじゃこれは!! ペンタトニックしか知らない耳には、メチャクチャ弾いているようにしか聴こえない。その後には、両耳別々にへんな音(sax)のソロ。
そして極め付けは変拍子のユニゾン。Yesとかで変拍子はちょっとは聴いていたが、もうこの辺で初めての耳はついていけなくなりますが、でも意識はどんどん音楽に入ろうとしていく。
そして狂気のエンディング。この衝撃度もA Day in the Lifeレベル。
ひょっとしてロバート・フィリップ、Beatlesを超えてやろうと、この曲つくったのかしら。