私の好きなロック 今日の1曲

私の好きなロック(主に洋楽、たまに邦楽)を毎回1曲ご紹介します。

83.21st Century Schizoid Man:King Crimson(1969)

King Crimsonデビュー・アルバムの一曲目。

 

In the Court of the Crimson King

In the Court of the Crimson King

 

 

聴いた初回から、頭を殴られたような衝撃を受けたRockの曲がいくつかあります。私の場合、BeatlesのA Day in the LifeやBeach Boysのいくつかの曲と、そしてこの曲です。

 

ジャケットのインパクトもSgt.と競っていますが、一曲目にこれがくるとホント 参りますね。

 

スタート、なんか得体の知れない音が小さい音量で入っているので、なんだろう と耳を澄ましていると、あの有名・重厚なリフです。あまりの重さに押し潰されそうですが、そこにドラムが3連で入ってきて、初めて接した耳はすでにパラノイア状態。

 

畳み掛けるように、ファズがかかってまさに気が触れたようなボーカルと、4分で不気味にコードを刻むギター。なんじゃこれは!

 

リフ→歌→リフのあと、新たなリフ。リズム ジャズっぽいですが、ロック少年はこんはリズム聴いたことありません。さらにそこにギターソロ。なんじゃこれは!!  ペンタトニックしか知らない耳には、メチャクチャ弾いているようにしか聴こえない。その後には、両耳別々にへんな音(sax)のソロ。

 

そして極め付けは変拍子のユニゾン。Yesとかで変拍子はちょっとは聴いていたが、もうこの辺で初めての耳はついていけなくなりますが、でも意識はどんどん音楽に入ろうとしていく。

 

そして狂気のエンディング。この衝撃度もA Day in the Lifeレベル。

 

ひょっとしてロバート・フィリップ、Beatlesを超えてやろうと、この曲つくったのかしら。