⑪King Krimson:Larks' Tongues In Aspic, Part Two (1973)
Larks' Tongues In AspicIから、最後の曲Part Twoです。
Lark's Tongues In Aspic: 40th Anniversary Series
- アーティスト: King Crimson
- 出版社/メーカー: Discipline Us
- 発売日: 2012/11/27
- メディア: CD
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とにかく変拍子の嵐なんですが、何度も聴いているとこれが快感になってきます。大辛な麻婆豆腐が、辛すぎるのにだんだん美味しくなってくる感じ??
途中デヴィット・クロスのかなりエキセントリックなソロがきますが、バックのリズムが凄すぎて私の耳には入ってきません。
どんどん高みに登っていって、最後の八分音符連打の後。。この最後のもっていかれ感は、BeatlesのA Day In The Life に匹敵すると思います。
⑩10cc:I'm Not In Love (1975)
今日は10ccの奇跡の1曲
いきなり今まで聴いたことがないようなコーラスの後、エレピのイントロ。それに続いて、エリック・スチュアートが甘さを排した引いた感じで、一度聴いたら忘れられない、美しいメロディーを歌います。
この重曹なコーラスは、この世のものとは思えません。人間の声とも機械の声とも違う、神の声?
間奏は寂しいピアノのワンノートに続いて、ベースソロ。ちなみに未だにここのリズムがとれません(^^)
最後の潮が満ちて引いていくようなコーラスは、もう魂がもっていかれそう。
天上の音楽です。
⑨The Who:My Generation (1965)
ファーストアルバム 「My Generation」から
縦刻みのみのシンプルで激しいイントロのあと、いきなりブレイクでロジャー・ダルトリーの叫び。バンドの音がひとつの塊となって、脳天に響きます。
その後のソロは、何とベース! 全く違和感はありませんが、なぜベースなんでしょう。ベースというより、野太い音が欲しかったんでしょう。
しかしこれは、完全にパンクですね。しかも全員の演奏能力が異常に高いパンク。The Whoは初期が圧倒的に好きです。
⑦Paul McCartney And Wings:Maybe I'm Amazed (1976)
オリジナルはソロ・ファーストアルバム収録ですが、私が好きなのは下記のライブバージョンです。
オリジナルよりも若干遅いテンポで、ポールもゆったりと歌っています。ちなみに、ポールのボーカルには、思い切り力むより若干 力を抜いた方がかっこいい事がたまにあり、Ob-La-Di,Ob-La-Daも、アンソロジー・バージョンの方が私は好きです。
それにしても、何て素敵なメロディーでしょう。こういうこぼれ落ちるようなメロディーはポールの独壇場ですね。このメロディーとポールのボーカルさえあれば、バックの演奏やアレンジなんかどうでもいいとさえ思ってしまいます。
⑥Queen:Somebody To Love (1976)
5枚目のアルバム「華麗なるレース」から
重曹なコーラスのあと古風なピアノがくるので、てっきりバラードかと思いきや、ロジャーのボコボコドラムで、やはりこれもクイーンRockです。
フレディのボーカルっていいな〜と聞き惚れていると、いつも以上に熱いボーカル。ドンドン引き込まれていきます。
そして大サビ「But everybody wants to put me down」のところ、なんだこの天国から地獄へまっさかさまのようなフレーズは!! こんなフレーズ歌えるのは、Rock界ではフレディだけだと思います(実際フレディ追悼コンサートで、ジョージ・マイケルはフレーズ変えていた)。
そしてこれでもかと、ブライアンのギターソロへ。何度聴いても鳥肌です。
⑤Yes:Roundabout (1971)
4枚目のアルバム「Fragile」から
最初に聴いた時は、本当にびっくりしました。
まずイントロ。シンセがフワーとボリュームを上げてきて、突然ギターのハーモニクスに繋がった時、いきなり異次元に連れていかれた感じ。
つぎにクリス・スクワイヤのベース。ゴリゴリしていてメチャクチャ動くんだけど、何故かうるさくなく心地よい。
そしてBメロ、「 in and around the lake」のあとのドラムとベースのリズムパターン。1拍目にベードラ、3拍目にスネアというロックの基本パターンからまったくはずれ、訳分からないけどかっこいい。
ライブでもこの複雑な曲を、さらなる迫力で演奏しており、本当にすごいバンドだと思います。