私の好きなロック 今日の1曲

私の好きなロック(主に洋楽、たまに邦楽)を毎回1曲ご紹介します。

103.Shine On You Crazy Diamond:Pink Floyd(1975)

アルバム Wish You Were Hereから

 

 

この曲は途中で分割されていて、アルバムの最初と最後に収録されています。

 

私、初めてPink Floydを聴いた子供の頃から、なんか音のひとつひとつに意味があるような聴き方をしてしまっており、今でもそれが抜けません。普段は、例えばギターソロとかだと、そのフレーズがカッコいいとか斬新とか、そういう聴き方をするのですが、このバンドに限ってはそういう聴き方ができません。特にこの曲。

 

じゃーどういう聴き方かというと、うまく言えませんが、全体にとして映画を観ているというか、一種の動物の誕生から死滅までを観ているというか。

 

最初、周りの状況を説明しているようなキーボードから、ギターのアルペジオで生命が生まれ、ドラム連打でその生物が起き上がる みたいな。。

 

そしてGilmourのギターが生物の成長を示し、Watersのボーカルがナレーション。寂しげに「Remember When You Were Young」そこからいきなり分厚いコーラス「Shine On You Crazy Diamon」もうここだけで鳥肌ものです。

 

この曲についてはいろいろ書きたいことがありますが、あと一箇所 たまらないところ。後半 シャッフルのリズムでギターの激しいソロから、急に波が引いて三拍子になり、ボーカルに繋がるところ。ここの部分も、何度聴いてもうっとりします。

 

このバンド、今初めて聴いたらどう思うんだろう とたまに考えますが、体に染み付いてしまっているので、どうしようもありません。。