87.Peg:Steely Dan (1977)
アルバム Ajaから
正直、純粋ロック少年だった頃は、このバンドの良さが分かりませんでした。プログレを聴き出して、FUSIONからJAZZに遡るという聴き方をしているなかで、ふと聴いたらとても良かった という感じです。
で、この曲の何が好きかというと、リズム隊とギターソロです。特にこの跳ねたベース。途中スラップもやっていますが、まずロックでスラップは新鮮だったのと、その音がスラップ特有のベキベキしてなくて、モコモコ(?)した感じが、何とも言えず格好いい。
さらにギターソロ。これも最初聴いたときは「何?この変なソロ」でしたが、ある知り合いのギターリストが凄いと言っていて、聴けば聴くほど凄さが分かりました。ある本によると、ここのソロはいろいろなギターリストで何度も録り直したそうですね。しかもこのソロは尊敬するジェイ・グレイドン御大だったという。
ロックは爆音で聴くだけのものではないことを教えてくれたアルバムです。
アルバムタイトル曲のSteve Gaddも凄まじいし。