76.天気雨:荒井由実 (1976)
アルバム「14番目の月」より
- アーティスト: 荒井由実
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2000/04/26
- メディア: CD
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やはり、Lee Sklarがベースを弾いている曲をご紹介、しかもユーミン。
まず、ユーミンがロックか という話もありますが、この曲はLee Sklarのベースによって、ロックになっていると思います。
イントロの最初のピアノとコーラスは、まさに当時流行りのニューミュージックですが、ブーン っとグリッサンドでベースが入った瞬間から曲の様相が一変し、ブレイク→ボーカル「波打ち際を」→再度ベース グリッサンドで、完全にロックになります。
普通 歌もののバックで、こんな金属的な音でベース弾かれたら、ボーカルはたまったもんじゃないと思いますが、何故かこの人のベースは邪魔をしません。前回も記述しましたが、変に目立たないけど目立つ。本当に不思議です。
「みるみる煙る水平線」のあとのフレーズなんて、なんなんでしょう。ハードロックか?とう感じです。
ユーミンの旦那さんが確か本でSklarのベースについて「この人がバックでベースを弾くと、自分の弾くキーボードがうまくなったような気がする」とか書いていた気がしますが、なるほどという感じ。
ところでこの曲、曲も明るくていいし、歌詞も「まるで私の恋を注意深くかわす様に」とか「ほんの少し感じるかも」とか、ユーミンの才能 大爆発ですね。大好きです。