70.Break On Through:The Doors(1967)
ファーストアルバム The Doors の一曲目
Doorsというバンドを初めて聴いた時のイメージは、「普通のロックバンドじゃない!」でした。この曲にしても、リズムはなんかレイ・チャールズみたいだし、キーボード・ソロはなんか変わってるし。
でも、ボーカルはロック以外の何者でもなく、なんか不思議な気がしました。
このアルバムには、Light My FireやThe Endといった、当時としては長いキーボード・ギターソロがあって、今は大好きですが、当時はつまらなかった記憶があります。
でも一曲目のこの曲は、聴いているうちにどんどん好きになりました。何が良かったのかと考えると、やはりジム・モリソンのボーカルの説得力だと思います。
やはりロック界においてシャウトがカッコいいというのは大きな武器だと思います。ロバート・プラントやイアン・ギランとは違う、地声のシャウトという感じ。
それにしても1967年というのは、ロック界にとってとんでもない年でしたね。