62.What’s Going On:Marvin Gaye (1971)
アルバム What’s Going Onより
複数人の会話の後、Saxと共にゆったりとしたリズムがきます。
歌い口も穏やかで、曲の雰囲気からはとても反戦歌とは思えません。ソフィスティケートされた というか垢抜けした音楽です。この頃のモータウンでは異色のお洒落感です。
このお洒落感はどこからくるのでしょう?
勿論マーヴィン・ゲイの声、歌い方もありますが、私はベースとストリングスの存在が大きいと、独断ですが思います。
特にこのジェマーソンのベース。一説には酔っ払って弾いたという話もありますが、このゴリゴリではないお洒落なグルーブ感(?)は、なかなか出せないと思います。
しかもアルバム全体でこの雰囲気が維持されており、このアルバムも大好きです。