㊻In Memory of Elizabeth Reed: The Allman Brothers Band (1971)
ライブアルバム At Fillmore East から
ジャケットのイメージからすると、男臭いブルースのバンドかなと思いますし、実際一曲目は「あーやっぱりな」という感じのブルースにスライドギターです。
しかし曲が進むにつれて、いろんなリズムパターンを完璧に統制して演奏する物凄いバンドだということに気がつきます。
特にこの曲は、非常に繊細な雰囲気からスタートし、リズムがどんどん変わっていきます。ツィンドラムでありながらこの一体感は驚異的、yesとかとはまた違った凄まじさです。
でもやはり1番すごいのはデュアン・オールマンのギターソロ。jazzyであったりブルースっぽかったりハードロック系に変わったりと、一曲のなかで縦横無尽に変幻していきます。世に素晴らしいギターリストはたくさんいますが、このライブのデュアンおよびこのバンドは、なんか神がかっている感じがあります。