㊺What a Fool Believes:Doobie Brothers (1978)
ドゥービーのアルバム Minute by Minuteから
- アーティスト: Doobie Brothers
- 出版社/メーカー: Warner Bros / Wea
- 発売日: 1994/12/02
- メディア: CD
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ドゥービーはマイケル・マクドナルドが入って軟弱路線に転向したと言われます。この曲もイントロを聴くと、音的には確かに当時流行っていたクリスタルなAORという感じです。
でも曲をよく聴くとかなり凝ったつくりですし、マクドナルドのボーカルもソウルフルで素晴らしい。
意表をつく展開もないし、恍惚感も不埒感もありませんが、曲の展開に、尋常でないというとオーバーですが、何というかブライアン・ウイルソン的なものを感じてしまいます。
好きなものは好きということで。。
㊹Presence Of The Lord: Blind Faith (1966)
アルバム、Blind Faithから
しかし、なんでこんなジャケットなんですかね?学生の時、買うのメチャクチャ恥ずかしかったの、今でも憶えています。
それはともかく、この曲は素晴らしいです。スティーヴ・ウィンウッドのボーカルが1番光っている曲だと思います。ジンジャー・ベイカーの重いドラムも合っています。
そして途中の曲調がガラッと変わるところでは、いきなりクリームが舞い降りてきます。もっと演って欲しかったけど、このくらいでやめておくのが、このバンドのカッコ良さですかね。
メンバーは皆、既にそれなりのキャリアを積んできた人達で、こういうスーパーバンドってあまりうまくいかない事もよくあるかと思いますが、このアルバムは奇跡的に良くできていると思います。
㊸Cum On Feel The Noize:Slade (1973)
スレイドの有名な曲です。
最初、ボーカルオンリーで遠いところから ベビ・ベビ・ベイビー ここからすでにカッコいい、ここからすでにロックです。
次に続くメロディが高揚感に満ちた、一度聴いたら忘れられないメロディです。それを歌い切るボーカルの迫力で一気にもっていかれます。
次のサビもさらに一度聴いたら忘れられない印象的なもの。メロディもサビも印象的な曲を作るのって大変なんだろうと思いますが、そういった意味で奇跡的な曲だと思います。あのoasisまでカバーしてますもんね。
短い間奏のあとの、イェ〜イ! これもいい!こんなカッコいい イェ〜イもなかなかない(?)
スレイドって、風貌からなんとなくキワモノ的なイメージがありますが、とてもいい曲を書く、正統ロックバンドだと思います。
㊷Voices:Cheap Trick (1979)
アルバム Dream Policeより
チープトリックというと、色物系とかミーハー系とかという見方があるかもしれませんが、良い曲を分かりやすくという、KISS的な王道をいっているバンドだと思います。
とくにこの曲は、本当に良い曲。出だしのコーラスのあと、Aメロが素晴らしい。こんな甘い曲をロビンのあのルックスで歌われたら、それは女性はたまりませんわな。私もたまりません。
しかもこの曲は、Aメロとコーラスだけでなく、途中に泣かせるサビがあり、ギターソロ→コール&レスポンスと思い切り盛り上げたあと、必殺のコーラスに繋げるという、意外な展開も見せます。よいメロディは全てを超越する(?)という、典型のような曲です。
㊶Afterglow:The Small Faces (1968)
アルバム Ogdens’ Nut Gone Flakeの2曲め
Ogdens’ Nut Gone Flake (Re-mastered 2CD digibook edition)
- アーティスト: Small Faces
- 出版社/メーカー: Charley
- 発売日: 2012/11/05
- メディア: CD
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この写真、イギリスのカップラーメンではありません。変わった形をした、スモール・フェイセス3枚めのアルバムジャケットです。
スタートは誰かの物真似してふざけているのかなと聴いていると、来ましたこのバンドの持ち味のラフで重いリズム隊。のちのフェイセスと同じリズム隊とは思えないほど、この頃は激しいです。
そして、天才スティーブ・マリオットの声。何なんでしょうこの凄まじい歌唱力・迫力。しかもこの頃はマリオットはじめ4人ともまだかわいい〜。
しかし、見た目とのギャップとか全然関係なく、凄まじいバンドだと思います。その後バンドは分裂して、成功もしますが、分裂前のこの頃が大好きです。迫力だけ比較すれば、ビートルズ以上?
㊵Mr. Tambourine Man:The Byrds (1965)
The Byrdsのアルバム、Mr. Tambourine Manから、表題曲
ボブ・ディランの曲でディランもよく演奏していますが、私的には このバーズ バージョンが好きです。
まずはトレードマークの12弦ギターによるイントロ。なんかこのマッギンのギターって、カッコいいんですよね。
それに続いてテーマのコーラス。このビートルズでもビーチ・ボーイズでもない緩い感じ、それに続くマッギンのソロボーカルも、やる気あるの? という感じの格好良さ(?)
バーズって、ディランの曲だけのアルバム作っちゃうほどディランを演ってますが、本家よりもカッコいい曲(あくまで私感)がいくつもあります。ディラン様 すみません。
㊴Hideaway:John Mayall & The Bluesbreakers (1966)
エリック・クラプトンがギターで参加しているアルバムです。
ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズ・ウィズ・エリック・クラプトン<コンプリート・エディション>
- アーティスト: ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズ・ウィズ・エリック・クラプトン
- 出版社/メーカー: USMジャパン
- 発売日: 2011/11/09
- メディア: CD
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このアルバムは、若い頃のクラプトンがギター弾きまくっています。しかもこの曲はインスト、堪能できます。
いきなりソロからスタート、まずは音が太くてカッコいい。私、クリームのクラプトンも嫌いではないのですか、アルバムでの音がちょっと。。その点 ここでのクラプトンは自信に満ちた音とフレーズ。リズムパターンが変化していきますが、余裕で突き進みます。
早弾きをする訳ではありませんが、一音一音に魂がこもっています。
ジミヘンが爆発、ジェフ・ベックが技術だとすれば、クラプトンは歌心・魂ですかね。