私の好きなロック 今日の1曲

私の好きなロック(主に洋楽、たまに邦楽)を毎回1曲ご紹介します。

㉕Don't Worry Baby:The Beach Boys (1974)

今日はビーチボーイズです。

 

Shut Down Voume. 2 (Mono & Stereo Remastered)

Shut Down Voume. 2 (Mono & Stereo Remastered)

 

 ドラムから始まり、これぞビーチボーイズというコーラスがきますが、もう待ちきれないという感じで、ブライアンのファルセットで必殺のメロディが、がつんときます。

 

まあなんという素晴らしいメロディでしょう。涙をこらえていると、これも必殺のコーラスが被さってくるのでたまりません。特にマイク・ラブの低音ががっつり効いています。

 

途中、ギターのカッティングによる普通ならショボいソロがきますが、ボーカルが素晴らしいすぎるので、もうこんなんで充分という感じ。

ブライアンの書く曲にたまにありますが、曲を聴いている間、まさに神が降臨してきている様な雰囲気があります。

 

 

㉔In Time:Sly & The Family Stone (1973)

アルバム Freshの一曲目

 

Fresh

Fresh

 

イントロ、リズムマシーンのようなドラムとチープなギターフレーズを聴いて「あ 失敗した」とストップボタンを押そうとすると、スライのボーカルと共にリズム隊がとんでもないことをやりだします。

 

ドラムもすごいんですが、もっととんでもないのがベース。なんだこのフレーズは!しかも毎回パターンが違う。何度聴いても覚えられません。

 

このリズム隊をバックに、全く負けずに引っ張っていくスライのボーカルもさすがに凄い。まさに「お歌がじょうず」。こういううねるリズムって、なかなかできないんですよね。聴けば聴くほど、はまっていく曲です。

 

 

㉓Genesis:Dancing With the Moonlit Knight (1973)

今日はGenesisの月影の騎士より

 

Selling England By the Pound

Selling England By the Pound

 

 アルバムの一曲目の曲ですが、いきなりピーター・ガブリエルのアカペラのボーカルから始まります。

 

しばらくは語り口調のボーカルが続きます。何を歌っているのかよくわかりませんが、ガブリエルの説得力のあるボーカルに聴き入っていると

 

「The Captain leads his dance right on through the night.Join the dance」から盛り上がり、その後怒涛のアップテンポへと突入します。一糸乱れぬメンバーの演奏力は驚異的ですが、特に凄まじいのかフィル・コリンズのドラム。ガブリエル脱退後、彼がメインボーカルとなってGenesisは継続しますが、私はガブリエルがボーカルのこの頃が一番すきです。

 

演劇的・オペラ的ロックはいろいろなロックバンドか挑戦しますが、一番 様になっているのはGenesisだと私はおもいます。

 

㉒Crosby, Stills & Nash Suite: Judy Blue Eyes (1969)

今日はCSNのファースト・アルバムから

 

Crosby Stills & Nash

Crosby Stills & Nash

 

 まずはスタートの、生ギターのカッティング これがなぜかカッコいい。その後ベースの後、分厚いコーラスがきます。ビートルズともビーチボーイズともちがう、力強いコーラスです。

 

その後、スピードがミドルに変わります。まるで車窓からの景色が街から田園風景に変わったよう。これまでのロックにもメドレー的なものはありましたが、こういう繋がりのパターンは思いつきません。

 

そして3部作の最後。この新しい何かが始まることを暗示するアップテンポのギターがとにかくカッコいい。勢いにのった三人のコーラスは最後に tu rurururuの連呼となり、突然終了、カッコいい。。

大音響でガンガンやるだけがロックではないと思い知ります。

 

㉑Boston:Don't Look Back (1978)

今日はBostonです。

 

ドント・ルック・バック

ドント・ルック・バック

 

 まずはトム・ショルツの特徴あるギター・カッティングからスタート。まさにアメリカ〜ンなロックのスタートです。このキラキラしたギターとハイトーンなボーカルが、このあと隆盛を誇るアメリカン・ロック(産業ロック?)の特徴ですね。

 

この曲の肝は、サビ「I finallry see the dawn arrivin'〜」のところのギターフレーズ。個人的にはこのギターのフレーズと音色がこの曲の全て。ギターソロ的なところでこれを繰り返しているのを見ると、トム・ショルツもそう思っていたと思います。

 

当時の耳で始めて聴いた時、このキラキラ感に本当にビックリしたのを憶えています。

 

 




 

⑳Pink Floyd:Time (1973)

今日はPink FloydのThe Dark Side of the Moonから

 

Dark Side of the Moon

Dark Side of the Moon

 

 

アルバムで前の曲から続けて聴いていると、イントロの最初で飛び上がりそうにビックリします。ロック界のビックリイントロ No1でしょうか。

 

その後も割と単調で長めのイントロが続きますが、不思議と退屈しません。Pink Floydって、長めの曲でも聴き飽きしないのは、なぜなんでしょうか?

 

でも、この曲のクライマックスは何と言っても中間のギターソロ。この曲を始めて聴いた当時、ロックのギターソロといえば早弾きだと固く信じていた私にとって、早弾きでないのに心に染みたのは始めてです。しかも何故か泣けてしまうという。。

その後何百回もこの曲を聴いて、何がいいのか 音色なのかなフレーズなのか、今だに良く分かりませんが、今だに泣いてしまいます。

⑲Faces:Stay With Me (1971)

今日の1曲は、Faces 「馬の耳に念仏」から

 

馬の耳に念仏

馬の耳に念仏

 

 

疾走するギターにあわせてバックが入り、このまま突き進むのかと思いきや、急にミドルテンポに変わります。まずはこれが、意表を突いてカッコいい。

 

満を持して御大ロッド登場、流石の貫禄です。ロッドはジェフ・ベック・グループやソロ等いろいろありますが、このグループが一番気持ちよく歌っているように聴こえます。

 

最後にまたアップテンポに戻って再度疾走する以外、その後大きな展開はありませんが、これがいいんです。安心して身を任せられ王道ロックです。