㉕Don't Worry Baby:The Beach Boys (1974)
今日はビーチボーイズです。
Shut Down Voume. 2 (Mono & Stereo Remastered)
- アーティスト: Beach Boys
- 出版社/メーカー: Capitol
- 発売日: 2012/09/24
- メディア: CD
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ドラムから始まり、これぞビーチボーイズというコーラスがきますが、もう待ちきれないという感じで、ブライアンのファルセットで必殺のメロディが、がつんときます。
まあなんという素晴らしいメロディでしょう。涙をこらえていると、これも必殺のコーラスが被さってくるのでたまりません。特にマイク・ラブの低音ががっつり効いています。
途中、ギターのカッティングによる普通ならショボいソロがきますが、ボーカルが素晴らしいすぎるので、もうこんなんで充分という感じ。
ブライアンの書く曲にたまにありますが、曲を聴いている間、まさに神が降臨してきている様な雰囲気があります。
㉔In Time:Sly & The Family Stone (1973)
アルバム Freshの一曲目
イントロ、リズムマシーンのようなドラムとチープなギターフレーズを聴いて「あ 失敗した」とストップボタンを押そうとすると、スライのボーカルと共にリズム隊がとんでもないことをやりだします。
ドラムもすごいんですが、もっととんでもないのがベース。なんだこのフレーズは!しかも毎回パターンが違う。何度聴いても覚えられません。
このリズム隊をバックに、全く負けずに引っ張っていくスライのボーカルもさすがに凄い。まさに「お歌がじょうず」。こういううねるリズムって、なかなかできないんですよね。聴けば聴くほど、はまっていく曲です。
㉓Genesis:Dancing With the Moonlit Knight (1973)
今日はGenesisの月影の騎士より
アルバムの一曲目の曲ですが、いきなりピーター・ガブリエルのアカペラのボーカルから始まります。
しばらくは語り口調のボーカルが続きます。何を歌っているのかよくわかりませんが、ガブリエルの説得力のあるボーカルに聴き入っていると
「The Captain leads his dance right on through the night.Join the dance」から盛り上がり、その後怒涛のアップテンポへと突入します。一糸乱れぬメンバーの演奏力は驚異的ですが、特に凄まじいのかフィル・コリンズのドラム。ガブリエル脱退後、彼がメインボーカルとなってGenesisは継続しますが、私はガブリエルがボーカルのこの頃が一番すきです。
演劇的・オペラ的ロックはいろいろなロックバンドか挑戦しますが、一番 様になっているのはGenesisだと私はおもいます。
㉒Crosby, Stills & Nash Suite: Judy Blue Eyes (1969)
今日はCSNのファースト・アルバムから
まずはスタートの、生ギターのカッティング これがなぜかカッコいい。その後ベースの後、分厚いコーラスがきます。ビートルズともビーチボーイズともちがう、力強いコーラスです。
その後、スピードがミドルに変わります。まるで車窓からの景色が街から田園風景に変わったよう。これまでのロックにもメドレー的なものはありましたが、こういう繋がりのパターンは思いつきません。
そして3部作の最後。この新しい何かが始まることを暗示するアップテンポのギターがとにかくカッコいい。勢いにのった三人のコーラスは最後に tu rurururuの連呼となり、突然終了、カッコいい。。
大音響でガンガンやるだけがロックではないと思い知ります。
㉑Boston:Don't Look Back (1978)
今日はBostonです。
まずはトム・ショルツの特徴あるギター・カッティングからスタート。まさにアメリカ〜ンなロックのスタートです。このキラキラしたギターとハイトーンなボーカルが、このあと隆盛を誇るアメリカン・ロック(産業ロック?)の特徴ですね。
この曲の肝は、サビ「I finallry see the dawn arrivin'〜」のところのギターフレーズ。個人的にはこのギターのフレーズと音色がこの曲の全て。ギターソロ的なところでこれを繰り返しているのを見ると、トム・ショルツもそう思っていたと思います。
当時の耳で始めて聴いた時、このキラキラ感に本当にビックリしたのを憶えています。
⑳Pink Floyd:Time (1973)
今日はPink FloydのThe Dark Side of the Moonから
アルバムで前の曲から続けて聴いていると、イントロの最初で飛び上がりそうにビックリします。ロック界のビックリイントロ No1でしょうか。
その後も割と単調で長めのイントロが続きますが、不思議と退屈しません。Pink Floydって、長めの曲でも聴き飽きしないのは、なぜなんでしょうか?
でも、この曲のクライマックスは何と言っても中間のギターソロ。この曲を始めて聴いた当時、ロックのギターソロといえば早弾きだと固く信じていた私にとって、早弾きでないのに心に染みたのは始めてです。しかも何故か泣けてしまうという。。
その後何百回もこの曲を聴いて、何がいいのか 音色なのかなフレーズなのか、今だに良く分かりませんが、今だに泣いてしまいます。
⑲Faces:Stay With Me (1971)
今日の1曲は、Faces 「馬の耳に念仏」から
疾走するギターにあわせてバックが入り、このまま突き進むのかと思いきや、急にミドルテンポに変わります。まずはこれが、意表を突いてカッコいい。
満を持して御大ロッド登場、流石の貫禄です。ロッドはジェフ・ベック・グループやソロ等いろいろありますが、このグループが一番気持ちよく歌っているように聴こえます。
最後にまたアップテンポに戻って再度疾走する以外、その後大きな展開はありませんが、これがいいんです。安心して身を任せられ王道ロックです。