⑥Queen:Somebody To Love (1976)
5枚目のアルバム「華麗なるレース」から
重曹なコーラスのあと古風なピアノがくるので、てっきりバラードかと思いきや、ロジャーのボコボコドラムで、やはりこれもクイーンRockです。
フレディのボーカルっていいな〜と聞き惚れていると、いつも以上に熱いボーカル。ドンドン引き込まれていきます。
そして大サビ「But everybody wants to put me down」のところ、なんだこの天国から地獄へまっさかさまのようなフレーズは!! こんなフレーズ歌えるのは、Rock界ではフレディだけだと思います(実際フレディ追悼コンサートで、ジョージ・マイケルはフレーズ変えていた)。
そしてこれでもかと、ブライアンのギターソロへ。何度聴いても鳥肌です。
⑤Yes:Roundabout (1971)
4枚目のアルバム「Fragile」から
最初に聴いた時は、本当にびっくりしました。
まずイントロ。シンセがフワーとボリュームを上げてきて、突然ギターのハーモニクスに繋がった時、いきなり異次元に連れていかれた感じ。
つぎにクリス・スクワイヤのベース。ゴリゴリしていてメチャクチャ動くんだけど、何故かうるさくなく心地よい。
そしてBメロ、「 in and around the lake」のあとのドラムとベースのリズムパターン。1拍目にベードラ、3拍目にスネアというロックの基本パターンからまったくはずれ、訳分からないけどかっこいい。
ライブでもこの複雑な曲を、さらなる迫力で演奏しており、本当にすごいバンドだと思います。
③Steely Dan:Riki Don't Lose That Number(1974)
3枚目のアルバム、「Pretzel Logic」から。
不思議な打楽器音の後、割と単調なベースライン(ホレス・シルバーへのオマージュ?)に続いて、ピアノに導かれてフェイゲンの流暢なAメロ。その後印象的なサビの展開と、一聴シンプルですが、グイグイ引き込まれていきます。
そしてクライマックスは、ギターソロ。もう、なんてかっこいいギターソロ!!(ジェフ・バクスター?) さらにそれに自然につながる大サビと、見事というか、泣けます。
この頃のSteely Danはまだバンド感があって、ロックしてると思います。
①The Beatles:Ticket To Ride(1965)
やはり記念すべき一曲目はビートルズで。
この曲の一般的な知名度は中の上といったところでしょうか。私は、一曲選べと言われたら迷わずこの曲です。5枚目のアルバム「HELP!」に入っています。
まず、ギターの独創的なイントロ。ジョンの形容し難い艶のあるリードボーカル。ポールの寄り添い宙に舞うコーラス。そして何といってもリンゴのドラム! この曲にこんなリズムパターンをどうしたら思いつくのでしょう?
しかも曲の進行に応じて、リズムをビミョーに変えてます。一番すごいのは3回ある「シーズガタティケトゥ ラハッハーイ」のあと、1・2回目はタムやスネアで手数の多いオカズをいれますが、3回目は「バンッ」とスネア一発 これが効く!!
なんかドラムの話ばかりになりましたが、何というか、ビートルズの総合力が最も発揮された曲だと思えます。