60~70年代ロック 今日の1曲

私の好きな60~70年代のロック(主に洋楽、たまに邦楽)を毎回1曲ご紹介します。

52.Don’t Throw Your Love On Me So Strong: Mike Bloomfield & Al Kooper (1969)

アルバム フィルモアの奇跡 から

 

Live Adventures of Mike Bloomfield & Al Kooper

Live Adventures of Mike Bloomfield & Al Kooper

 

 アルバム全編にわたって、ほとんどブルースです。二枚組でここまで続くと飽きそうなものですが、聴いていられます。

 

なぜかと考えると、やはり先ずはブルームフィールドのギターでしょうか。前回のブログで「同じフレーズを繰り返すソロ」という話をしましたが、この人のソロはその対局にあり、零れ落ちるようにフレーズが展開していきます。

 

存在感のある音色 および曲調の変化をとらえたニュアンスでまくり(?)のギターは本当に素晴らしい。

 

さらに、アル・クーパー。私 実はあまりキーボードってきちんと聴いていないですが、ギターソロのバックて、押してけしかけたり、スッと潮が引くように引いていく この演奏も素晴らしい。

 

2人の天才が力を出し切っているので、ずっと聴かれ続けているんだと思います。

 

51.Freebird:Lynyrd Skynyrd (1973)

Lynyrd Skynyrdのファーストアルバムから

 

Pronounced Leh-Nerd Skin-Nerd

Pronounced Leh-Nerd Skin-Nerd

 

 アメリカ南部のバンドですが、この曲はいわゆるサザン・ロックとはちょっと違う趣です。

 

まずイントロのスライドギター、シンプルだけどいい感じです。ジミヘンのLittle Wingのギターソロのような味のあるフレーズ。

 

ポーカルも素朴で自然に体に入ってきます。フレーズはBlind Faithの曲に似ているような気がしなくもありませんが。。

 

そして必殺のギターソロ。個人的には同じフレーズを繰り返すソロはあまり好きでは無いのですが、そんな小さい好き嫌いを吹き飛ばすような、もの凄い迫力のソロ。いつまでも聴いていられる気がします。

 

㊿Black Dog:Led Zeppelin (1971)

ツェッペリンの4枚目のアルバムの一曲目

 

 実はこのブログを始めた時に、1曲目はビートルズ、50曲目はツェッペリンと決めていました。まぁ 大好きということです。

 

 アルバムの最初、奇妙な音のあと必殺 ロバート・プラントのアカペラ それに続く3人のユニゾン もうこれだけでダメ。 なんていう音の塊なんでしょう。

 

このツェッペリンの音の塊感って、どこから来るんでしょう? 2007年にボンゾの息子がドラムをやって一回だけ再結成しました。とても良くて涙ものでしたが、でもやはり違う。あの時の4人が揃った時だけ起こるマジックなんですね。

 

この曲にしたって、ジミー・ペイジのリフが途中走っているように聴こえますが(わざと??)、でもこの塊感・重量感になんの影響もない。最後にギター・ソロもありますが、ソロのフレーズなんて聴いている余裕はない。あくまでツェッペリンという音の塊(しつこい)を最初から最後まで聴いているだけです。

 

音楽を聴いていて、たまに遠い世界にトリップしてしまう瞬間がありますが、私にとってその回数が圧倒的に多いのはツェッペリンです。

無人島に1枚だけ持っていくのは、ビートルズではなくツェッペリンかもしれません。

 

 

㊾Sound Of Silence:Simon&Garfunkel (1966)

アルバム Sound Of Silenceから

 

Sounds Of Silence

Sounds Of Silence

 

 こういったデュオって、どうしてもフォークソングというかなんか地味な感じになりますが、このグループはなぜか違います。

 

都会的というか、思索的。

 

何故なんだろうとずっと考えていました。声質?曲調?

このふたりでしかあり得ない独特な感情、表情だと思います。

 

フォークデュオなのに、ニューヨークを感じさせる透明感。でも、ロンドンでもLAでもなくサンフランシスコでない。

この二人の曲を聴いていると無性にニューヨークで朝食を食べたくなります。

 



㊽Squib Cakes:Tower Of Power (1974)

Tower Of Powerのアルバム、Back To Oaklandから

 

 この曲はインストなんですが、乗りが凄まじいです。 

 

まずこのバンドの特長である、バリトンサックスを効かせたテーマです。最初から16ビートのうねりまくりのリズム。

 

クライマックスは、キーボードソロ。ソロ中盤頃からリズム隊が半端なくうねり始め、そこに必殺のホーンが入ってくる瞬間はまさに昇天。

 

このアルバムに入っている曲は、アップテンポな曲はみんなノリが抜群だし、バラードも全ていい曲で、とても良くできたアルバムだと思います。

㊼Beck's Bolero:Jeff Beck Group (1968)

アルバム Truthから

 

Truth

Truth

 

 このアルバムは、ボーカルがロッド・スチュワート、なんとベースがロン・ウッドという凄いメンバーでつくられました。ロッドとベックがうまく噛み合い、リズム隊もがっちりしています。

 

が、この曲だけはスタートからして他の曲とは様相が違い、ギターが同じフレーズを弾き続けますが、何かただならぬ感じで盛り上がっていきます。

 

そしてクライマックスは、誰かの「うわぁー」という叫びと、それに引き続く凄まじすぎてよく聞き取れない、キース・ムーンといわれているドラム。

 

この曲だけ異様な盛り上がりで、あっという間に終わってしまいます。なんだこの、ワンパターンでひたすら盛り上がる曲は??

あっボレロか、なるほど と後から気づく始末です。

 

㊻In Memory of Elizabeth Reed: The Allman Brothers Band (1971)

ライブアルバム At Fillmore East から

 

At Fillmore East

At Fillmore East

 

 ジャケットのイメージからすると、男臭いブルースのバンドかなと思いますし、実際一曲目は「あーやっぱりな」という感じのブルースにスライドギターです。

 

しかし曲が進むにつれて、いろんなリズムパターンを完璧に統制して演奏する物凄いバンドだということに気がつきます。

 

特にこの曲は、非常に繊細な雰囲気からスタートし、リズムがどんどん変わっていきます。ツィンドラムでありながらこの一体感は驚異的、yesとかとはまた違った凄まじさです。

 

でもやはり1番すごいのはデュアン・オールマンのギターソロ。jazzyであったりブルースっぽかったりハードロック系に変わったりと、一曲のなかで縦横無尽に変幻していきます。世に素晴らしいギターリストはたくさんいますが、このライブのデュアンおよびこのバンドは、なんか神がかっている感じがあります。